石川県[十分な看護出来ていない]の回答平均上回る
石川県医療労働組合連合会(以下:県医労連)が2013年の9月〜10月に行った、病院・看護施設で働く看護職員を対象にした調査で「十分な看護が出来ていない」との回答が62.5%にものぼった。
これは全国平均を5ポイント上回る数値で、その理由として県医労連は「人員不足」を上げている。
実際に「十分な看護が出来ていない」と回答した理由の調査では、
「人員不足で業務が過密」72.7%、
「自分の能力・技量不足」47.7%、
「看護以外の業務が多すぎる」が28.1%、
となっている。
ここからも、看護師不足の深刻な実態が見て取れる。
また、「過去3年間の間に、ミスやニヤミスの経験がある」との回答は83.7%と高く、「健康に不安がある」は63%、「異常出産や切迫流産の経験がある」の回答も47%と、全国平均に比べ3~4ポイント高かった。
つまり看護師不足を原因とした職場環境の悪化が、看護師そのものの健康を害しているほか、新たな医療ミスも生んでいるなど、様々な問題に波及しており、人員を増やすことが急務だと言えます。
●出典(看護職員労働調査:「十分な看護できず」62% 「人員少なく、業務過密」−−県医労連 /石川 - 毎日新聞)